『きょうカブ!~鎌田伸一の今日の株式』。
ですが今日は少し違いました。
鎌田さん、お休みです。
進行を務めたのは『ザ・マネー』パーソナリティの分林里佳さん。
丁寧で落ち着いた語り口で、東京市場の一日を伝えてくれました。
とはいえ、あの“鎌田節”がない午後は、
どこか静かで、少しだけ物足りなさを感じた方も多いはず。

▼ トランプ関税が再燃──世界景気懸念で日経平均は反落
きょうの主役は「関税リスク」。
アメリカの控訴裁判所が、国際貿易裁判所の“差し止め命令”を一時停止したことで、
トランプ時代の対中関税の復活懸念が浮上。
📉 日経平均:37,965円10銭(前日比 -467円88銭)
🔻 トピックス:2,801.57(-10.45pt)
午前中には一時680円超の下落を記録し、
リスク回避ムードが強まる展開となりました。
加えて、為替も円高方向へ。
昨日の円安から一転、ドル円は143円台まで円高が進行。
これがさらに株売りを後押ししました。
▼ 後場にかけて下げ渋りも…終値は38,000円割れ
午後に入り、日米の関税交渉(第4回)を見極めたいという姿勢が強まり、
日経平均はやや下げ渋る動きに。
それでも最後は38,000円台を割り込んで取引終了。
重苦しさの残る週末となりました。
▼ そんな中でも、個別物色はしっかり!
市場全体が下げる中でも、銘柄選別の動きは旺盛でした。
✅ プライム市場の値上がり銘柄:939銘柄(全体の半数以上)
📈 業種別の動き:
- 下落:電気機器、精密機器、その他製品
- 上昇:医薬品、水産農林、電気ガス
さらに注目はグロース市場!
✨ 東証グロース250指数:わずかに反発し、年初来高値を連日更新!
“好決算銘柄やテーマ株をピンポイントで拾う動き”が続いているようです。
▼ 商い活況、商品市況はやや軟調
東証プライムの売買代金は久々に6兆円を突破し、商いも膨らみました。
- 💴 売買代金:6兆5,106億円超(4月7日以来の高水準)
- 📦 金先物:15,350円(-69円/-0.44%)
- 🛢️ 原油先物:54,310円(-2,780円/-4.86%)
▼ 今日のひとこと:やっぱり、鎌田さんがいないと寂しい
分林里佳さんの冷静で安定感ある進行も心地よいのですが、
やっぱり…
- あの独特な語り口。
- 経済指標を語るときの抑揚。
- 個別銘柄の“クセ語り”。
それがないと、やっぱり『きょうカブ!』じゃない。
鎌田さんが戻ってきたとき、きっと感じるはずです。
「ああ、この熱だよ」と。
📻 **きょうカブ!**は、ラジオNIKKEI『ザ・マネー』内の人気コーナー。
東京市場の“熱”を、声で伝える5分間。
次回はきっと、あの声が帰ってきます。