こんにちは、鎌田伸一です──
…という語り出しで始まる本日の「きょうカブ!」は、指数以上にマーケットの熱気が伝わる内容でした。
一見、日経平均は132円高と落ち着いた動きでしたが、実際には東証プライムの8割以上の銘柄が上昇。中小型株を中心に、相場は意外な盛り上がりを見せていたのです。
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🔍 値上がり銘柄、実に1,236──これを“静かな熱狂”と呼びたい
鎌田記者がまず強調したのは「値上がり銘柄数の多さ」。その数、1,236銘柄。これは全体の約80%に相当します。
「日経平均は70円高か…と思いきや、その裏で株価が上がっている銘柄はたくさんある。これをどう捉えるかが、投資家としてのセンスの見せどころです」
指数は控えめでも、スタンダード・グロース市場、そして小型株指数がしっかり上昇。まさに“マーケット全体に広がる前向きなムード”が読み取れる一日でした。
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📊 市場全体の動き(カスタムHTML)
指標 | 終値 | 前日比 |
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日経平均株価 | 39,821円28銭 | +132円47銭 |
TOPIX | 2,828.16 | +11.62 |
ドル円 | 147円タッチ | 円安傾向 |
東証プライム値上がり銘柄 | 1,236 | 約80% |
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🗣 投資家心理の変化と中小型株シフト
「海外投資家がまだあまり手を付けていない“掘り出し物”──
そんな銘柄が、スタンダード市場やグロース市場にはゴロゴロしてるんです」
最近の相場を支えているのは、先行して大型株を買っていた“第一陣”とは違う投資家たち。
経営改革や企業価値の再評価を材料に、中小型株への物色が本格化してきたというのが鎌田記者の見立てです。
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💬 円安は「いい話」ばかりじゃない…が、株にはプラス
今日の為替市場では、ドル円が一時147円をつける場面もありました。
「あまり健全とはいえない“賃金低迷”による円安ですが、今の相場にとっては、下支え要因として機能しています」
為替の背景には“賃金統計”の歪みも指摘されましたが、企業業績への影響を考えると輸出株には追い風という側面が大きいのが現状です。
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🚗 個別銘柄の動き
銘柄 | 終値 | 騰落 | コメント |
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トヨタ(7203) | 2,484.5円 | +19.5円 | 円安効果。関税見通しの修正注目 |
ホンダ | 1,479円 | +46円(+3%) | 自動車業界全体の見通し懸念ありも反発 |
ABCマート(2670) | 3,045円 | +19円 | 営業利益+2%。健闘の決算発表 |
フルノ電気(6814) | 3,840円 | +40円 | 1Q営業利益+30.8%。52週高値更新 |
🏦 地銀が“全体の1/6”も高値更新!?
後半で鎌田記者が熱を込めて語ったのがこちら。
「今日52週高値を更新した銘柄は101。そのうち17銘柄が地銀株。
地方銀行が強いというのは、相場の“質的な変化”を示しているかもしれません」
この動きは、トピックスの優位性、つまり「日経平均では測れない相場の実態」を物語るもの。
「メガバンクもこれから…?」という期待も膨らみます。
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🧭 明日からの視点と投資のヒント
鎌田記者が最後に語った“これからの視点”は以下のとおり:
- 5月本決算企業(内需系中心)の発表内容
- 中小型株のなかに埋もれた“宝物銘柄”
- 52週高値を更新する企業=相場の牽引役
- 地銀だけでなく、地方創生や地域経済の成長に絡む業種にも注目
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🔎 本日のまとめ
✅ 見た目以上に活況だった東京市場。中小型株に注目が集まる
✅ 52週高値更新の“実力株”が101銘柄も出現。17は地銀株
✅ 自動車・輸出株は円安追い風、悪材料出尽くしならチャンスも
✅ 明日以降は「決算」と「トピックス優位相場」がキーワード
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