🎙 ラジオNIKKEI『きょうカブ!~鎌田伸一の今日の株式』より

出典:ラジオNIKKEI

本日も、ラジオNIKKEIマーケット記者・鎌田伸一さんが、東京市場の一日の動きを“生活者目線”で丁寧に解説してくれました。

📌 本日のマーケットハイライト

📊 7月28日の東京株式市場トピックス

  • 日経平均は457円安、4万998円でほぼ安値引け
  • アドバンテスト(6857)9%安、スクリーンHD(7735)も10%安
  • 半導体製造装置株にレーティング引き下げや決算への失望売りが集中
  • イーグル工業(6486)14%高、業績上方修正&配当増で買い人気
  • 東光高岳(6617)も11%高、増益決算とPR10倍台で再評価
  • 日銀会合控え、昨年の“7月末ショック”が意識されやすいタイミング

🗣 鎌田伸一さんの視点

「今日は半導体製造装置株の急落がマーケット全体を押し下げた1日でしたね」

中でも下げが目立ったのはアドバンテスト(6857)とスクリーンホールディングス(7735)。

特にスクリーンは、営業利益が四半期ベースで「近年最低水準」となり、10%近い下落に。

鎌田さんは、こうした“期待値の高い株が決算で売られる構図”が今後のマーケットでも広がる可能性を指摘します。

「予想PERが高まった株ほど、決算への反応が厳しくなりやすい。今週以降は、バリュエーションが低くて好業績の銘柄に注目したいですね」

🔍 本日注目の上昇銘柄(抜粋)

📈 注目の上昇銘柄(7月28日)

銘柄名 終値 上昇率 コメント
イーグル工業(6486) 2,266円 +14.1% 業績見通しを90億円→106億円に上方修正、配当も110円に増額
東光高岳(6617) 2,785円 +10.7% 6月期28%増益、PR10倍台。電力インフラ関連として再評価

どちらも「低PER × 好業績」という分かりやすい投資ストーリーが背景にあり、鎌田さんも「いかにも上がりそうな株」と太鼓判。

🧭 今週の注目ポイント

日銀の金融政策決定会合が週内に控えており、昨年7月末の“利上げショック”が意識されているとのこと。

「今年も利上げはまずないと思いますが、“9月以降の示唆”があると市場は警戒するでしょう。日経平均が4万円台で推移する中、ちょっとした言葉のニュアンスも重要になります」

📈 きょうのマーケットデータ(2025年7月28日)

📊 主要指標まとめ(2025年7月29日)

指標 終値 前日比 騰落率
日経平均株価 40,998円27銭 -457円96銭 -1.10%
TOPIX 2,930.73 -21.13 -0.72%
東証プライム売買高 約17億1,600万株
東証プライム売買代金 約4兆501億円
値上がり銘柄数 695(約43%)
値下がり銘柄数 860(約53%)
変わらず 70
東京原油先物 61,180円 +60円 +0.09%
東京金先物 16,045円 +40円 +0.24%